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スペシャリスト、シェルマンオリジナルを語る
   
   
アンドレア・アルティオリ氏
  (2006.10.18)
 
山田 五郎氏(2005.4.22)
 
HTO Watches
  (2004.6.16)
 
スヴェン・アンデルセン氏
  (2004.6.16)
 
ダニエル・ロート氏
  (2004.3.10)
 
寺門 ジモン氏 (2004.1.9)
 
■坪井 一雄氏 (2003.12.10)
 
フィリップ・デュフォー氏
  (2003.10.10)
 
松山 猛氏 (2003.8.27)
坪井一雄氏 メーカーになるべくしてなった人、
プロデューサーとして時計を作った磯貝氏


1980年代初頭、当時時計の情報が少ない中、雑誌編集者として、磯貝さんに勉強させていただき、高級時計というものを読者の皆さんにご紹介してきました。私は、編集という二次的な方法で時計の楽しさを伝えてきましたが、実際に時計の販売を手がけている磯貝さんは普及という点で大変なご苦労をされたのではないかと思います。
磯貝さんが早くからアンティークウォッチに着眼し、かつてお金持ちしか持ち得なかった高級時計を庶民レベルのものにしたというのは大きな功績です。その最高峰パテック・フィリップに関していえば、磯貝さんの見識、クオリティー、取り扱い数などの点で、No.1の地位を守り続けてきました。一方で磯貝さんは、時代に流されることなく、冷静に腕時計を眺めてこられました。アンティークウォッチは壊れて現存数が減ることがあっても増えることはありません。数に限りがあるのです。アンティークウォッチに変わるすばらしい時計を発掘しどのようにご紹介するか?という課題に、非常にフレキシブルな対応をされました。アンティークウォッチにしかない最高の職人の技術を、今なお見事に継承しているデュフォー氏などの時計師の作品を取り入れました。アンティークと現行品を両立したビジネスに着手されました。これはまさに現代まで続く新しいアンティークウォッチなのです。

また磯貝さんは、決してメカ時計のみにこだわらず、手作りの温かみを感じてもらえるようなクォーツ時計を日本の大手メーカーとともに開発されました。その時計グランドコンプリケーションは、アンティークの魅力そのものであり、時計を知り尽くした磯貝さんならではのすばらしい作品だと思います。このことは一時量産ばかりに走っていた日本の時計業界に楔を打つことになったのではないでしょうか。

磯貝さんはプロデューサーとして時計を作ることを日本で初めて行い、他のメーカーにも大きな影響を及ぼしたでしょう。時計作りに必要なのは、デザイナーや職人だけでなく、プロデューサーです。よいプロデューサーなくしてよい時計は生まれません。「このパテ、いい顔してるでしょ?」という磯貝さんの言葉をいつも思い出します。


坪井 一雄(つぼい かずお)氏プロフィール
(株)ワールドフォトプレス常務取締役 / エディトリアルアドバイザー
 
1947年生まれ。広告カメラマンを目指しフリーカメラマンに師事。フリーカメラマンとして独立。その後、
コピーライターとなる。コピー・ディレクター、クリエイティブ・ディレクターを経て、出版活動に入る。
1978年発行「アメリカ製品の本」(株)ワールドフォトプレス刊が初の出版活動となるが編集長を務める。
以後(株)ワールドフォトプレスのエディトリアル・アドバイザーとなり、「モノマガジン」「世界の腕時計」
「ビジオモノ」「ウォッチアゴーゴー」を手がける。
現在、出版プロデューサーとして、時代に対応した新雑誌開発に意欲を燃やしている。
一方、「読者=生活者」という視点から、企業の商品開発に積極的に参加、単なるものづくりではなく、
広告戦略・販売戦略といった一貫した発想で評価を得ている。
その他、編集者の立場から、企業出版、企業PR誌の企画編集なども行う。
   

 

 
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