フィリップ・デュフォー氏の
シンプリシティを愛する方々へ

2000年の発表から2014年に至るまで、約200本製作されたフィリップ・デュフォー氏の代表作『シンプリシティ』。
その後、オークションを重ねる度に落札価格は上昇し、今では世界中を驚かすほどのオークションピースへと変貌しました。

発表当初から日本総代理店として、シンプリシティとの出会いを紡いできた私たちシェルマンも世界的評価が高まることに喜びを感じつつも、この先シンプリシティがどこに向かっていくのか、その想像は容易ではありません。

2020年からは、世界的な時計コレクターであり、
ジュエラーでもあるクロード・スフィール氏と
新たなスタートを切ったフィリップ・デュフォー氏ですが、
代表作であるシンプリシティが氏の時計哲学の原点であることに変わりはありません。

『子々孫々まで受け継がれるべきヴァレー・ド・ジューの伝統時計をより良い状態で引き継いでいくこと。』
それは私たち、シェルマンにとっても非常に重要で大きな使命であると考えています。

昨年も何本かのシンプリシティを通して、いくつかの出会いを紡いでまいりました。

お持ちのシンプリシティの委託&買取販売をご検討の皆様。
そして今も世界中でシンプリシティをお探しの方々。
まずは、シェルマン銀座店にご相談ください。

シンプリシティのオーバーホールについて

シンプリシティは、特別な方法でオーバーホールが行われます。
現在、主流になっているパーツ洗浄のための超音波洗浄機は、シンプリシティのムーブメント、特に鏡面仕上げ部分をいためる為使用しません。
シンプリシティのオーバーホールは、伝統的な手法、ウエス(洗浄油)とハケを使い、人の手で丹念に行われます。それは数日にも及び、作業効率としては非常に悪いものですが、時計にとっての最高のメンテナンスです。
そのメンテナンス法をデュフォー氏の工房で一緒に働き、習得した腕利きの日本人時計師が、日本国内でメンテナンスを行なっております。

シンプリシティは高精度のパーツ仕上げにより、油切れを起こしていても、高い精度で動いてしまう時計です。2001年よりご納品が始まり、早い方で10年を経過いたしました。
是非、シンプリシティのためにもオーバーホールのご検討をいただきましたら幸いです。